
- 著者:Ahmed Shareek
サファイアの選び方完全ガイド|色・産地・非加熱・鑑別書で失敗しない買い方
- 著者:Ahmed Shareek
当店は産地スリランカで自ら買い付ける供給元です。中間の卸や仲介を通さず、お客様のお手元へ直接お届けしています。
日本語で「サファイア 選び方」と検索すると、上位に並ぶのはほとんどが買取店の記事です。書かれているのは売るときにいくらになるかで、買うときに何を見るかではありません。このページはその逆から書いています。スリランカのラトゥナプラ(ラトナプラとも表記)で毎週原石を仕入れ、自社で研磨している立場から、実際に石を選ぶ順番どおりに説明します。
扱う順番は、色 → 透明度 → カット → カラット → 処理 → 産地 → 鑑別書 → 価格です。ダイヤモンドの「4C」は使いません。サファイアをオンラインで買うときの基本と、信頼できるルース販売店の見分け方もあわせてお読みください。
産地から先に知りたい方へ:セイロンサファイアとは|スリランカ産サファイアの価値と選び方 — 当店の専門であり、世界のサファイア相場の基準になっている産地です。
細かい話に入る前に、当店が実際にお客様へお伝えしている優先順位を先に置きます。
天然ルースサファイアを見る|カラーチャートから色で探す|オーダーメイドのリングを相談する
サファイアはコランダムという鉱物の一種です。同じコランダムのうち赤いものがルビーで、それ以外の色がすべてサファイアになります。青だけの宝石ではありません。モース硬度9で、ダイヤモンドとモアサナイトに次ぐ硬さがあり、毎日身につける指輪にも耐えます。色がどのように生まれるかはサファイアの色の仕組みで、地中でどう結晶になるかは宝石ができるまでで詳しく扱っています。
天然サファイアは地中で何百万年もかけて成長した結晶です。合成サファイアは同じ化学組成のものを工場で数週間で結晶化させたもので、鉱物としては本物ですが、天然石ではありません。見た目だけで区別できないことも多く、判断は内包物と成長線の観察によります。当店が扱うのは天然の、地中から採掘された石だけです。偽物・合成石の見分け方とサファイア・モアサナイト・ラボグロウンダイヤの比較もご覧ください。
加熱処理は、1,000℃から1,800℃の温度で石を加熱し、色を濃く鮮やかにし、針状のシルクインクルージョンを溶かして透明度を上げ、緑みや灰みといった不要な副色を減らす処理です。世界で売られているサファイアの90〜95%が、消費者の手に届く前に加熱処理を受けていると見られています。したがって非加熱は例外にあたり、鑑別書が付いた非加熱の石は市場の5〜10%にとどまります。くわしくは非加熱サファイアとはとサファイアの加熱処理の仕組みをお読みください。
ここで一度、はっきりさせておきます。日本で「4C」はダイヤモンドの評価軸です。カラット・カラー・クラリティ・カットという枠組みは無色透明の石を等級付けするために作られたもので、色石であるサファイアには当てはまりません。コランダムには公的なグレード表も存在しません。「サファイアの4C」と書かれたページは、英語の記事をそのまま持ち込んだものだと思ってください。
サファイアは次の6点で見ます。上から順に価格への影響が大きいものです。
色は色相(何色か)、明度(明るいか暗いか)、彩度(鮮やかか濁っているか)の三属性で見ます。価格を最も強く動かすのは彩度で、同じ青でも、鮮やかな石と灰色がかった石では大きく違います。明度は明るすぎても暗すぎても評価が下がり、中庸からやや濃いあたりが最も高く評価されます。
ブルーサファイアにはコーンフラワーブルー、ロイヤルブルーという商業的な色名がありますが、これらは公的な等級ではなく、判定の基準は鑑別機関ごとに異なります。色名が付いているから上位、と考えないでください。多色性(見る角度で色が変わって見える性質)と色むらも評価に関わります。石を回して、どの向きでも色が保たれるかを見てください。
色石の透明度は、ダイヤモンドのクラリティとは別のものとして扱ってください。「ルーペクリーン」はダイヤモンドの用語で、10倍ルーペで無傷であることを指します。サファイアにこの言葉を使うのは、そもそも意味が通りません。天然のコランダムには何らかのインクルージョンがあるのが普通で、それは天然である証拠でもあります。
実際に見るべきは、肉眼で内包物が目立たないか、そして内包物が石の輝きを妨げていないかの2点です。表面に届く割れや、正面から見て目に入る白い雲状の部分は減点になります。一方、細いシルクインクルージョンや針状インクルージョン、ルチル、ネガティブ・クリスタルは、加熱されていないことの手がかりとして鑑別機関が重視するものです。読み方はサファイアのインクルージョンの読み方で説明しています。
色石のカットで最初に見るのはウィンドウ(窓抜け)です。パビリオンが浅すぎると、正面から見たときに石の中央が抜けて向こう側が透けて見え、色が薄く感じられます。逆にパビリオンが深めのルースは色が濃く出ますが、上から見た面積が小さくなります。プロポーション、輪郭の左右対称性、仕上げの丁寧さもあわせて確認してください。テーブル・クラウン・パビリオンのバランスは、同じ原石からどれだけの色を引き出せたかに直結します。
サファイアはモース硬度9で、カットするのが最も難しい素材のひとつです。当店では現地でざっくり研磨された石を自社で研磨し直すことがあり、15〜25%の重量減を受け入れてでも、正面から見た色と輝きを大きく改善します。ファセットカットの工程とカットがサファイアに与える影響もどうぞ。
重量が増えると価格は指数関数的に上がります。1カラットの倍の重さの石が倍の値段になることはまずありません。またサファイアはダイヤモンドより比重が大きいため、同じ1カラットでも上から見た大きさはわずかに小さくなります。カラット数だけで選ばないでください。色が鮮やかでカットの良い1.4カラットの石は、灰色がかってウィンドウのある2カラットの石より、同じ価格でも見栄えがします。指輪に必要なサイズの考え方はどのサイズのサファイアを選ぶべきかにまとめました。
ここは言葉を正確に使い分けてください。
加熱処理とは別の処理として、拡散処理(表面拡散処理、ベリリウム拡散加熱処理/短縮してBe拡散加熱処理)、含浸(透明剤や鉛ガラスを割れに浸み込ませる処理)、照射、染色、表面コーティングなどがあります。これらは加熱処理とはまったく別のもので、価値への影響も異なります。クレセントジェムズはベリリウム拡散処理を受けた石を扱っていません。ベリリウム拡散加熱処理の解説もお読みください。
なお、日本では処理内容の開示は販売者の義務です。GIA日本語版は「宝石を販売する者は宝石に施された処理法を開示することが必要であり、法的に義務付けられています」と明記しています。処理欄が空欄のまま、あるいは「特殊な処理」とだけ書かれた出品には近づかないでください。
産地は色や透明度そのものではありませんが、価格に直接効きます。産地は日常の言葉、原産地は鑑別書の項目名です。鑑別書の話をするときは原産地、それ以外は産地と使い分けてください。産地は化学組成と内包物の特徴から推定される意見であり、証明ではありません。次章の表で価格差を示します。
下の相場は、当店が扱う1〜2カラット帯のルースを念頭に置いた1カラットあたりの目安です。石ごとの差は大きく、同じ色でも彩度とカットで何倍も動きます。
| 色 | 希少性 | 1カラットあたりの相場(1〜2ct、米ドル建ての市場相場の目安) | 向いている用途 | 主な産地 | 非加熱の入手しやすさ |
|---|---|---|---|---|---|
| ブルー | 一般的〜希少 | $400〜$6,000以上 | 定番の婚約指輪 | スリランカ(セイロン)、マダガスカル、ミャンマー | あり。価格は上乗せ |
| イエロー | 中程度 | $300〜$2,500 | ジョーティッシュ(プクラージ)、暖色系の指輪 | スリランカ | よくある |
| ピンク | 中程度〜希少 | $500〜$4,000 | やわらかな印象の婚約指輪 | スリランカ、ミャンマー、マダガスカル | あり。価格は上乗せ |
| ピーチ | 中程度〜希少 | $100〜$2,500 | ローズゴールドのモダンな指輪 | スリランカ | しばしば |
| ティール | 中程度 | $600〜$1,500 | 定番から外れた婚約指輪 | スリランカ、モンタナ州、マダガスカル | ほとんどが非加熱 |
| グリーン | 中程度 | $300〜$1,500 | 丈夫さで選ぶエメラルドとの比較候補 | スリランカ、マダガスカル | しばしば |
| パープル/バイオレット | 希少 | $400〜$2,000 | 濃い色を予算内で楽しみたい方 | スリランカ | しばしば |
| ホワイト | 中程度 | $500〜$800 | 天然石でダイヤモンドの代わりを探すとき | スリランカ | たいてい非加熱 |
| パパラチア | 極めて希少 | $3,000〜$15,000以上 | 収集家、一生に一度の一石 | スリランカ | 多くは非加熱 |
上記の数値はおおよその市場の目安であり、確定した見積もりではありません。実際の価値は処理・産地・色・カット・透明度・鑑別書の有無によって変わります。
現在パパラチアサファイアの在庫はありません。相場だけ参考として載せています。ピーチとの境界はピーチとパパラチアの違いで整理しました。ほかにオレンジ、スター、カラーチェンジもあります。肌の色との相性は肌のトーン別の色選び、いま動いている色は2026年に人気の色、蛍光性についてはサファイアの蛍光性をどうぞ。
在庫から色で探す:ブルー・イエロー・ピンク・ピーチ・ティール・グリーン・パープル・ホワイト・オレンジ・スター
産地はブランドではなく、色の傾向と価格の物差しです。基準はスリランカ(セイロン)です。
| 産地 | 色の傾向 | 価格の目安 | 収集家の評価 |
|---|---|---|---|
| スリランカ(セイロン) | 明るく澄んだ色。色の幅が最も広い | 基準 | 非常に高い |
| マダガスカル | 幅広い。セイロンに匹敵するものもある | セイロンより20〜40%安い | 上昇中 |
| モンタナ州(アメリカ) | スチールブルー、ティール、パステル | 米国での人気による上乗せ | 米国市場で強い |
| カシミール | ビロードのようなコーンフラワーブルー | セイロンの3〜10倍 | 最高位 |
| オーストラリア | 暗く濃い青。パーティカラー | コマーシャル価格帯 | ニッチ(パーティカラー) |
| ミャンマー(ビルマ) | 深みのある、バイオレット寄りの青 | セイロンの1.5〜3倍 | 非常に高い |
上記の数値はおおよその市場の目安であり、確定した見積もりではありません。実際の価値は処理・産地・色・カット・透明度・鑑別書の有無によって変わります。
スリランカは当店の地元であり、何世紀にもわたってサファイアの基準とされてきた産地です。くわしくはセイロンサファイア完全ガイドをご覧ください。ほかの産地はマダガスカル、モンタナ州産とセイロンの比較、カシミール、ミャンマー(モゴック)、オーストラリア、タンザニア、モザンビークにそれぞれ記事があります。カシミールは1カラットあたり$50,000〜$500,000(米ドル建ての市場価格の目安)という別次元の価格帯で取引されます。

当店の在庫にあるサファイアの多くは、スリランカの土の下、宝石を含む砂礫層に埋もれた原石として始まります。他国の大規模な機械化採掘とは違い、スリランカの採掘は今も手作業です。少人数の組が水田の下の沖積礫層に向かって縦坑を掘り、砂礫を手で洗い、目と経験で原石を選り分けます。縦坑採掘の記事と川床採掘の記事で工程を追っています。
掘り出された原石はラトゥナプラの宝石市場で取引されます。当店はそこで採掘者や地元業者から直接買い付け、研磨も自社で行っています。価格が下がる理由は流通経路の短さで、その仕組みは産地直販でなぜ価格を抑えられるのかに書きました。
| 項目 | 加熱処理 | 非加熱 |
|---|---|---|
| 価格 | 手が届きやすい | 上質な石で2〜5倍。大粒で色が鮮やかで書類の揃った石では最大8倍 |
| 流通量 | 市場の90〜95% | 5〜10%。実際に少ない |
| 見た目 | 適切に処理されていれば見分けはつかない | 同じ。色は天然のまま |
| 再販需要 | 安定している | より強い。特に2ctアップ。ただし過去の需要は将来の価値を約束するものではありません |
| 収集対象としての評価 | 一般的な市場 | 収集家から強く求められる |
| 鑑別書の重要性 | 上質な石には推奨 | 必須に近い。非加熱という主張を支えるのは鑑別書だけです |
上記の数値はおおよその市場の目安であり、確定した見積もりではありません。実際の価値は処理・産地・色・カット・透明度・鑑別書の有無によって変わります。
非加熱の石は、上質な帯で加熱処理された同寸の石の2〜5倍で取引され、大粒で色が鮮やかで書類の揃ったものでは最大8倍まで上がります。当店の在庫でも、5.39ctのラウンドカットのブルーサファイアと、1.14ctの淡いブルーのクッションカットとでは、色と大きさの違いから価格が大きく離れます。5.39ctの石はGIAレポート付きで、レポートには「No Indications of Heating」と記載されています。GIAレポートに「No Indications of Heating」と記載された非加熱のサファイアも含め、処理を開示した在庫はこちらの一覧からご覧いただけます。
| シェイプ | 輝き | 正面から見た大きさ | 相性のよいリング |
|---|---|---|---|
| オーバル | 強い | 重量のわりに大きく見える | ソリテール、ヘイロー、スリーストーン |
| クッション | 色が深く見える | やや小さめ | ヴィンテージ、ヘイロー、ソリテール |
| ラウンド | 最も明るい | 標準 | どんなスタイルにも |
| エメラルドカット | ステップカット特有の落ち着いた閃光 | 面積が広い | モダン、直線的なデザイン |
| ペアシェイプ | 強い | 大きく見える | イーストウエスト、ペンダント |
| ラディアント | 華やかな輝き | 面積が広い | モダンなソリテール、ヘイロー |
形ごとの掘り下げはオーバル、クッションカット、エメラルドカットにあります。縦長に見せたいときは縦長シェイプの選び方、指に沿う低いリングにしたいときは背の低いリング向きのカットが参考になります。
サファイアの価格には定価がありません。見た目が似た2つの石で、価格が5倍違うことがあります。差を生んでいるのは、彩度、ウィンドウの有無、処理の履歴、産地、そして鑑別書の有無です。予算から入るなら、価格帯別の在庫を見るのがいちばん早い方法です。
カラット別の目安は1カラットの良質な石はいくらか、2カラットの良質な石はいくらか、1カラットのセイロンサファイアの価格にまとめています。値付けの考え方そのものはサファイアの価格の決まり方をどうぞ。
掲載ストーンの価格は、記事下のストーンカードと各商品ページに、お客様の地域の通貨で表示されます。価格は変動することがあり、日本の輸入消費税は含まれていません。
上記の数値はおおよその市場の目安であり、確定した見積もりではありません。実際の価値は処理・産地・色・カット・透明度・鑑別書の有無によって変わります。
まず用語です。日本の宝石業界では鑑定書と鑑別書はまったく別の書類です。一般社団法人 宝石鑑別団体協議会(AGL)はこう定義しています。
鑑定書は検査石の等級(グレード)付けの結果を記載します。
鑑別書は、検査石の鉱物名・宝石名・処理の有無等の検査結果を記載します。
グレード付けはダイヤモンドのための仕組みです。サファイアに必要なのは鑑別書で、そこに「処理の有無」が書かれます。サファイアのページで「鑑定書付き」と書かれていたら、その売り手はこの区別をしていない可能性があります。
当店が実務で使っている線引きは次のとおりです。2カラットを超える石、またはおよそ32万円を超える石は、GIAなど国際的なラボのレポート付きで買う。それより下の価格帯では、産地の実務ラボの鑑別書でも記載内容に対する裏付けとして十分です。ただし価格にかかわらず、非加熱として、あるいは特定の産地として売られている石には鑑別書を求めてください。
鑑別機関の位置づけは次のように考えてください。国際的な基準とされるのはGIA(米国宝石学会)、Gübelin、SSEF、Lotusです。国内では中央宝石研究所(CGL)が最も信頼される機関で、「コランダムの加熱の履歴の検査」を自社で行い、原産地鑑別も手がけています。当店が扱う石のうち、国際ラボの鑑別書はすべてGIAのものです。Gübelin、SSEF、Lotusの鑑別書が付いた石は現在ありません。産地側の実務ラボであるAGCL Gem Lab、FGL、コロンボ宝石学院(GIC)とは直接取引しており、その色と処理の判定については当店が責任を持ちます。
あわせて二点。ソーティング(ソ付)は簡易的なメモであり、鑑別書ではありません。そしてAGT(AGTジェムラボラトリー)は2025年3月31日に業務を終了しました。旧GIA JAPANだったためGIAと混同されがちですが、現在は新規の発行も再発行も受け付けていません。これから鑑別を依頼する先としてはお勧めできません。
GIAの鑑別書の読み方はGIAサファイア鑑別書の見方で一項目ずつ解説しています。加熱については、GIAの標準的な文言は「No indications of heating(加熱の痕跡は認められません)」です。これは現在の鑑別技術で加熱の痕跡が検出されなかったという記録であり、加熱されたことがないという保証ではありません。また熱についてのみの記述で、ほかの処理がないことを示すものでもありません。
実例として、1.50ctのイエローサファイア(ラウンドブリリアント、加熱処理)にはGIAサファイア原産地レポート#1246017783が付いています。このレポートには原産地についての意見が記載され、加熱処理の事実も記録されています。書類が何を書き、何を書かないかを見るのにちょうどよい一石です。
市場で出会う可能性があるのは、ガラス、合成コランダム、ダブレット(貼り合わせ石)、そしてキュービックジルコニアやモアサナイトといった別の素材です。ジルコンとキュービックジルコニアはまったく別のもので、前者は天然鉱物、後者は人工石です。混同されることが多いので注意してください。
自分でできる確認は、10倍ルーペで内包物と成長線を見ること、正面から見て色が均一すぎないか確かめること、そして重さと寸法の関係を疑うことです。ただし合成石の判定は最終的にラボの仕事です。判断に迷ったら鑑別書のある石を選んでください。偽物・合成石・ダブレットの見分け方とスターサファイアが天然かどうかの判断にまとめています。他の宝石との比較はサファイアとスピネル、サファイアとタンザナイトもどうぞ。
サファイアは婚約指輪に最も向いた石のひとつです。モース硬度9で非常に硬く、そして色に個性があります。当店が婚約指輪用としてお勧めする条件ははっきりしています。天然であること、非加熱であること、肉眼で内包物が目立たないこと、色が鮮やかであること、1.50カラット以上であること、石の裏側が開いたセッティング(オープンバック)であること、そして産地はスリランカ(セイロン)が望ましいこと。
選び方の全体像は婚約指輪用サファイアの選び方、ダイヤモンドとの比較はサファイアとダイヤモンドの婚約指輪、セイロンサファイアに絞った話はセイロンサファイアの婚約指輪にあります。地金の色はイエローゴールド・ホワイトゴールド・プラチナの比較、完成までの流れはオーダーメイドの進め方をご覧ください。指輪にした後の保険はサファイアリングの保険で触れています。
インド占星術では、サファイアは実用的な目的をもつ宝石として処方されます。イエローサファイア(プクラージ)は木星に、ブルーサファイア(ニーラム)は土星に対応します。この用途では非加熱であることが条件とされるため、鑑別書の記載がそのまま条件の充足を示します。くわしくはジョーティッシュ用サファイアの買い方をご覧ください。
より一般的な注意点はルースを賢く買う方法とルースで買うか、完成品で買うかにまとめました。
価格の仕組みについてはなぜ小売価格より安くできるのかをご覧ください。ご質問はcrescentgems@gmail.comまでどうぞ。営業日1日以内に、担当者が直接お返事します。
色によって大きく変わります。1〜2カラット帯の1カラットあたりの米ドル建ての市場相場の目安で、ブルーは$400〜$6,000以上、イエローは$300〜$2,500、ピンクは$500〜$4,000、ティールは$600〜$1,500、ホワイトは$500〜$800です。同じ色でも彩度、ウィンドウの有無、処理の履歴、産地、鑑別書の有無で価格は何倍も動きます。上記の数値はおおよその市場の目安であり、確定した見積もりではありません。
色を最優先にしてください。当店の取引経験では、価値のおよそ6割は色で決まります。次に正面から見たときにウィンドウ(窓抜け)がないか、肉眼で内包物が目立たないかを確認します。カラット数は最後です。色が鮮やかでカットの良い1.4カラットの石は、灰色がかってウィンドウのある2カラットの石より、同じ価格でも見栄えがします。
10倍ルーペで内包物と成長線を観察するのが基本です。天然のコランダムには何らかの内包物があるのが普通で、色が均一すぎる、内包物がまったくない、曲線状の成長線が見えるといった場合は合成石やガラスの可能性があります。ただし最終的な判定はラボの仕事です。判断に迷う価格帯であれば、鑑別書のある石を選んでください。
天然サファイアは地中で何百万年もかけて成長した結晶で、合成サファイアは同じ化学組成のものを工場で数週間で結晶化させたものです。鉱物としては同じですが、天然石ではありません。見た目で区別できないことも多く、判断は内包物と成長線の観察によります。当店が扱うのは天然の、地中から採掘された石だけです。
価格と主張の内容によります。当店の線引きは、2カラットを超える石、またはおよそ32万円を超える石には国際的なラボのレポートを求める、というものです。それより下の価格帯なら、産地の実務ラボの鑑別書でも記載内容に対する裏付けとして十分です。ただし価格にかかわらず、非加熱として、あるいは特定の産地として売られている石には鑑別書を求めてください。その主張を支えるものが、ほかにないからです。
価格の物差しになるのはスリランカ(セイロン)です。カシミール産はセイロンの3〜10倍、ミャンマー(ビルマ)産は1.5〜3倍で取引され、マダガスカル産はセイロンより20〜40%安く、いま最も値ごろな選択肢です。ただし産地は色や透明度そのものではありません。同じ産地でも石ごとの差のほうが大きいので、産地から入るのではなく、色を見てから産地を確認してください。
確認する順番は、処理の記載、鑑別書の発行機関と番号、石そのものの写真か、仕様欄(重量・寸法・形状・産地・処理・鑑別書)が揃っているか、返品条件、の5点です。処理欄が空欄のまま、あるいは「特殊な処理」とだけ書かれている出品は避けてください。日本では処理内容の開示は販売者の義務です。
おすすめのサファイア一覧には、ここで扱ったすべての色とカットにわたって100点以上の石があります。全在庫は天然ルースの全商品から、収集家向けの一石はコレクター向け宝石からご覧ください。用語の確認にはサファイア用語集、歴史に興味があれば歴史上の名石もどうぞ。
CG8262
5.39ct 非加熱ブルーサファイア スリランカ産|ラウンド|GIAレポート番号5231646038
CG8426
CG8451
天然イエローサファイア 1.50ct 加熱 ラウンドカット GIAレポート付 スリランカ(セイロン)産
価格はお客様の地域の通貨で表示され、変動することがあります。日本の輸入消費税は含まれていません。
CG8336
CG8366
2.10 ct Natural Unheated Yellow Sapphire – Oval Cut | GIA Certified
CG8313
2.70 ct Natural Yellow Sapphire, Square Cushion, Unheated, GIA
CG8357
CG8442
天然クリソベリルキャッツアイ 4.25ct 無処理 オーバルカボション GIA鑑別書付
CG8319
CG8419
CG8342
CG8452
天然パープルピンクサファイア 1.13ct 加熱 オーバルミックスカット GIAレポート付 ベトナム産
CG8437
1.29ct 天然非加熱ティールサファイア|クッション|GIAレポート
CG8449
天然グリーンサファイア 1.18ct 非加熱 エメラルドカット 東アフリカ産 GIAレポート付
CG8409
ブルースターサファイアの価格|1カラットあたりの相場と、当店にある8.09ctの1点
ブルースターサファイアは1カラットあたりいくらか。地色・重量・付帯する書類の三つで価格帯を整理し、現象を格付けする機関が存在しないことも説明します。当店の在庫は8.09ctの1点のみです。
ツァボライトの価格|当店の在庫6点と、グロッシュラー・ガーネットとの違い
ツァボライトはいくらか。当店が現在在庫する6点をすべて示し、重さで値段がどう変わるかを説明します。品質等級表を載せない理由と、大きくて内包物の少ない原石が採れにくい本当の理由もあわせて。
カラーチェンジサファイアの価格|1カラットあたりの相場と、当店にある2点
カラーチェンジサファイアは1カラットあたりいくらか。色と彩度と付帯する書類で価格帯を整理し、カラーチェンジそのものを格付けする機関が存在しないことも説明します。当店の在庫は1.03ctと2.01ctの2点です。
クリソベリル・キャッツアイは婚約指輪に向くか|モース硬度8.5と、留め方とお手入れ
クリソベリルはモース硬度8.5。クォーツ(7)やエメラルド(7.5〜8)より上、コランダム(9)とダイヤモンド(10)より下です。日常的に着ける指輪にとってそれが何を意味するかを、留め方とお手入れとあわせて説明します。
クリソベリル・キャッツアイの価格|1カラットあたりの相場と、当店にある2点
クリソベリル・キャッツアイは1カラットあたりいくらか。大きさと付帯する書類で価格帯を整理し、キャッツアイそのものを格付けする機関が存在しないことも説明します。当店の在庫は2.36ctと4.25ctの2点です。