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天然オレンジサファイアのルースです。重量1.63ct、寸法7.71 × 6.46 × 4.45mm、形状はオーバルカット。GIAカラーストーン鑑別及び原産地レポート(レポート番号1242032081、2026年8月12日発行)には、重量・寸法・色とともに、この石が加熱処理を受けていることが記載されています。色の記載はイエローイッシュオレンジ、日本語でいえば黄みがかったオレンジです。レポートに記載された産地はスリランカ、宝石の世界で長くセイロン(現スリランカ)と呼ばれてきた島です。
専門家の見解
Ahmed Shareekによる評価
「オレンジ系のサファイアを前にしたとき、私が最初に見るのは色ではなく、レポートの追加結果(Additional Results)欄です。この石の場合、その欄に記載されているのは加熱の一語だけです。この色域では、多くの販売ページで最も曖昧にされがちなのがまさにその一行です。そこにスリランカという産地についてのGIAの意見と、ブリリアントカットのファセット配列により光が細かく分かれて返るオーバルが加わります。色の安定性のテストに合格した旨の記載もありますが、これは試験条件下で観察された結果であって、この先何十年かを約束するものではありません。そう申し上げたうえで、コレクターの方に自信をもってお見せできる一石です。」
この石について確認できること
販売者の言葉ではなく、GIAカラーストーン鑑別及び原産地レポートに書かれている内容から、この石について確認できることを整理します。
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色:レポートの色の記載はイエローイッシュオレンジです。日本語にすれば黄みがかったオレンジで、GIAはオレンジサファイアの色域をイエローイッシュオレンジからレディッシュオレンジまでとしており、本品はその一方の端にあたります。
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産地:レポートにはスリランカと記載されています。レポートに記載された産地は、出所を保証するものではなく、観察と分析データに基づくGIAの意見です。当店ではこの一文をレポートに書かれているとおりにお伝えしています。
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処理:追加結果(Additional Results)欄の記載は加熱のみです。加熱はサファイアの流通において最も古く、最も広く行われてきた処理で、この石については開示された事実としてレポートに残っています。この点は下の項目で詳しくご説明します。
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色の安定性:GIAのレポートには、本品が色の安定性のテスト(褪色テスト)に合格した旨が記載されています。これは試験条件下で色の変化が観察されなかったという検査結果であり、将来の状態についての約束ではありません。
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カット:レポートの記載は、形状がオーバル、カットの様式がモディファイドブリリアントです。ブリリアントカットのファセット配列により、光が細かく分かれて返ります。
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クラリティ:GIAのカラーストーン鑑別及び原産地レポートにはクラリティグレードの記載はなく、本品のレポートにも記載はありません。
購入時のご案内
この石をご検討いただくにあたって、実務的に確認しておきたい点をまとめます。
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複数の光源でご覧ください。暖色系の色は、昼光の下と室内の電球色の下とで見え方が変わります。両方の光の下でご覧いただくと、この石の色の見え方をより正確にご確認いただけます。
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色の欄だけでなく、追加結果(Additional Results)欄まで読んでください。オレンジ系のサファイアでは、二つの商品を見比べるとき、判断の分かれ目はほとんどここにあります。処理について曖昧な記載しかない出品や、レポートの番号を示さない出品は、慎重にご検討ください。
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加熱の事実は、レポートでご確認ください。レポート番号1242032081のGIAレポートには、加熱と明記されています。第三者機関の書面と販売者の説明とでは、裏付けの重みが違います。
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加熱が何を意味し、何を意味しないかをご理解ください。加熱はレポートに開示された事実です。モース硬度9はコランダムという鉱物種の性質で、加熱の有無で変わるものではありません。非加熱の石とは市場での評価が異なる点も、あわせてご承知おきください。
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7.71 × 6.46 × 4.45mmの寸法を、石留めをご依頼になる前に職人へお伝えください。この寸法のオーバルは、既製の枠にそのまま収まるとは限りません。
宝石データ一覧
| 商品番号 |
CG8454 |
| 重量 |
1.63ct |
| 鉱物種/品種 |
コランダム(オレンジサファイア) |
| 形状/カット |
オーバルカット(ブリリアントカット) |
| 寸法 |
7.71 × 6.46 × 4.45mm |
| 色 |
イエローイッシュオレンジ(黄みがかったオレンジ) |
| 特殊効果 |
レポートに記載はありません |
| 処理 |
加熱(GIAレポートに記載) |
| 産地 |
スリランカ(GIAレポート記載)。出所を保証するものではなく、観察と分析データに基づくGIAの意見です |
| 色の安定性 |
色の安定性のテスト(褪色テスト)に合格した旨がGIAのレポートに記載されています。試験条件下で観察された検査結果であり、将来についての約束ではありません |
| クラリティ |
GIAのカラーストーン鑑別及び原産地レポートにはクラリティグレードの記載はありません |
| 透明度 |
トランスペアレント(透明) |
| 硬度 |
モース硬度9(コランダムという鉱物種の性質であり、本品への検査結果ではありません) |
| レポート |
GIAカラーストーン鑑別及び原産地レポート(レポート番号1242032081) |
この1.63ctオレンジサファイアを選ぶ理由
日本の市場ではサファイアといえば青系が中心で、オレンジ系は取扱いの数が限られます。この石を選んでいただける理由は、色そのものよりも、色と書面がそろっている点にあります。GIAカラーストーン鑑別及び原産地レポートが重量・寸法・色・処理を記録し、産地についてはスリランカというGIAの意見を示しています。1.63ct、フェイスアップの寸法7.71 × 6.46mmは、リングやペンダントの主石として十分な大きさです。9月の誕生石であるサファイアを、青以外の色でお探しの方にもお選びいただけます。
このレポートの「加熱」が意味すること
レポート番号1242032081の追加結果(Additional Results)欄には、加熱(Heated)とだけ記載されています。加熱はサファイアの流通において最も古く、最も一般的に行われてきた処理で、開示されていることが前提となる処理です。この石については、販売者の説明ではなく第三者機関の書面にその事実が残っています。
オレンジ系や黄色系のサファイアでは、この一行の重みがほかの色以上に大きくなります。この色域には、通常の加熱とは性質の異なる拡散加熱処理、いわゆるベリリウム拡散加熱処理を施された石が相当量流通しているためです。中央宝石研究所(CGL)は、特にイエロー系については20%近くの石にベリリウム拡散加熱処理が施されているとの調査を公表しています。ベリリウムは石の内部まで入り込むため、拡大検査で見分けることが難しく、一般的な蛍光X線分析装置でも検出できないとされています。判断できるのは、専用の分析設備を備えた鑑別機関だけです。
そのうえで、書面について申し上げられることは一つです。GIAのレポートには、拡散加熱処理(ベリリウム拡散加熱処理)の記載はありません。当店が申し上げているのは、書面に何が記載され、何が記載されていないかということであり、石そのものについての断定ではありません。石の性質を判定するのは鑑別機関の役割です。だからこそ、この色域をお求めになる際は、レポートの番号と発行機関をご確認いただくことをおすすめします。
この石の強み
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GIAの原産地レポート付き
GIAカラーストーン鑑別及び原産地レポート(レポート番号1242032081)が、重量・寸法・色・処理を記録しています。産地についてはスリランカというGIAの意見が示されています。
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処理の記載はレポートで確認できます
追加結果(Additional Results)欄の記載は加熱のみです。この色域では、販売者の説明だけでは確認しにくい情報です。
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色の安定性のテストに合格した旨の記載
GIAのレポートには、本品が色の安定性のテスト(褪色テスト)に合格した旨が記載されています。イエロー系のサファイアは色が変わりやすい宝石として紹介されることがあるため、この記載には実際的な意味があります。あくまで試験条件下での検査結果です。
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主石として使える大きさ
1.63ct、フェイスアップの寸法7.71 × 6.46mm。リングでもペンダントでも、色を見せるだけの面積があります。
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鉱物種としての性質
コランダムはモース硬度9で、これは傷のつきにくさを表す指標であり、衝撃への強さではありません。衝撃に関わる性質は靭性で、GIAはレポート上でコランダムの靭性をexcellent(優)と記載しています。硬度と靭性はコランダムという鉱物種についての一般的な情報であり、本品を検査した結果ではありません。9月の誕生石とされるのはサファイアです。
仕様
- 商品番号:CG8454
- 重量:1.63ct
- 鉱物種/品種:コランダム(オレンジサファイア)
- 形状/カット:オーバルカット(ブリリアントカット)
- 寸法:7.71 × 6.46 × 4.45mm
- 色:イエローイッシュオレンジ(黄みがかったオレンジ)
- 特殊効果:レポートに記載はありません
- 処理:加熱(GIAレポートに記載)
- 産地:スリランカ(GIAレポート記載)。出所を保証するものではなく、観察と分析データに基づくGIAの意見です
- 色の安定性:色の安定性のテスト(褪色テスト)に合格した旨がGIAのレポートに記載されています。試験条件下で観察された検査結果であり、将来についての約束ではありません
- クラリティ:GIAのカラーストーン鑑別及び原産地レポートにはクラリティグレードの記載はありません
- 透明度:トランスペアレント(透明)
- 硬度:モース硬度9(コランダムという鉱物種の性質であり、本品への検査結果ではありません)
- レポート:GIAカラーストーン鑑別及び原産地レポート(レポート番号1242032081)
オーバルカットについて
オーバルは、ラウンドと並んでカラーストーンで広く選ばれている形です。理由は単純で、縦に伸びた輪郭は原石の歩留まりがよく、同じ重量でも面から見える面積を確保しやすいためです。本品は7.71 × 6.46mm、縦横比はおよそ1.19で、細長さの目立たない、丸みのあるオーバルにあたります。クッションともマーキースとも違う、素直な輪郭です。
レポートに記載されたカットの様式は、オーバル・モディファイドブリリアントカットです。クラウン側もパビリオン側も三角形や菱形を基本としたブリリアント系のファセットで構成され、階段状のステップファセットではありません。このファセット配列により、光は細かく分かれて返ります。なお、深さは4.45mm、幅6.46mmに対して約68.9%で、オーバルとしては標準的な範囲です。石留めをご依頼になる際は、三つの寸法をそのまま職人へお伝えください。
この1.63ctオレンジサファイアに適した用途
- カクテルリングの主石として
- イエローゴールドやローズゴールドの婚約指輪の主石として
- オーダーメイドのペンダントの中心石として
- GIAのレポートが付いたオレンジサファイアの収集対象として
- ジュエリー制作の主役となる一石として
一点物です
この石は一点限りです。一石ずつ選別し、重量を測り、個別にGIAへ提出しています。レポート番号1242032081はこの石だけのものです。ご売却後に同じ石をご用意することはできません。天然石である以上、同じ重量、同じ色名であっても、二つの石が同じ表情になることはないからです。
サファイアのお手入れ
- ぬるま湯と中性洗剤、柔らかいブラシで洗ってください
- ほかの宝石と触れ合わないよう、個別に保管してください
- 強い衝撃の想定される作業や運動の前には外してください
- 超音波洗浄機やスチームクリーナーのご使用はお控えください
- 塩素系の洗剤やプールの水は避けてください
お届けの内容
- GIAカラーストーン鑑別及び原産地レポート(レポート番号1242032081)
- ジェムスリーブに収めた本品
1.63ctのオレンジサファイア、オーバルカット。黄みがかったオレンジという色、7.71 × 6.46 × 4.45mmという寸法、加熱という処理、そしてスリランカという産地についてのGIAの意見。いずれもレポートに記載された内容です。情報が不足しがちな色域だからこそ、色そのものと同じだけ、この一枚の書面に価値があると考えています。