ルースをお選びいただくことで、石もジュエリーのデザインも、ご自身の思いのままにお決めいただけます。
天然グロッシュラー・ガーネット、変種ツァボライトの1.86ctクッションのルースです。GIAレポート #1242032119 が、種、変種、重量、寸法、形状、二つのカットスタイル、色、透明度を記録しています。ツァボライトはグロッシュラー・ガーネットの緑色の変種で、カルシウムとアルミニウムのケイ酸塩です。緑色は微量に含まれる3価のバナジウムとクロム(V3+・Cr3+)によるもので、これは査読誌の報告に拠ります(Journal of Luminescence 277, 2025、Minerals 13(5) 639, 2023)。GIAはツァボライトの発色要因を公表していないため、この点はGIAに帰すものではありません。本品の色の欄には、英語で「Yellowish Green」と記載されています。
店主の所見
アーメッド・シャリークの所見
「1.86カラットのクッションです。面の隅まで色みが揃っている、というのが当店の観察です。レポートの色の欄には、英語で『Yellowish Green』と記載されています。当店はそのまま記すにとどめました。この種類のレポートにカラーグレードはありませんから、ここに当店の言葉を足す理由がありません。このページには当店のものがいくつかあります。処理は施されていないという見立て、10倍ルーペで見たクラリティ、そしてケニアという仕入れ記録です。GIAはグロッシュラー・ガーネットについて産地の意見を発行していませんので、このレポートからケニアを読み取ることはできません。」
この石の産地について
ツァボライトはネオプロテロゾイック期のモザンビーク帯で生成し、査読文献が記載する鉱床はケニア、タンザニア、マダガスカルにあります(Feneyrol et al., European Journal of Mineralogy 26(2), 2014)。GIAレポートに刷られた解説文は、このガーネットの主要な商業的供給源はケニアとタンザニアである、と述べています。これは取引がどこから供給されているかについての記述であり、この一石がどこで採掘されたかについての記述ではありません。
本品はケニア。これは当店の仕入れ記録です。GIAの鑑別結果ではありません。そのようにはお読みにならないでください。GIAはグロッシュラー・ガーネットについて地理的産地を扱っておらず、どのGIAレポートであっても産地は記載されません。このレポートに産地の行がないのは、依頼者が申し込まなかったからではありません。
お求めになる前に
この一石をご検討いただくにあたって、実務的な点をいくつか記します。
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このレポートが扱う範囲。GIAレポート #1242032119 はカラーストーン・アイデンティフィケーション・レポートです。GIAはこの書類を、材料を同定して記述し、検出可能な処理を列挙するものと説明しています。種(グロッシュラー・ガーネット)、変種(ツァボライト)、重量、寸法、形状、二つのカットスタイル、色、透明度が記録されます。カラーグレードもクラリティグレードもなく、産地の欄もありません。GIAはグロッシュラー・ガーネットについて地理的産地を扱っておらず、どのGIAレポートであっても産地は記載されません。色の記載については、レポートの語をそのまま引いています。クラリティと産地についてこのページに書かれていることは、いずれも当店のものとしてお読みください。
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形状の欄と、二つのカットスタイルの欄は分けてお読みください。レポートは形状をクッション、クラウンはモディファイド・ブリリアントカット(Modified Brilliant Cut)、パビリオンはステップカット(Step Cut)と記載しています。形状は輪郭のことで、カットスタイルはファセットの並べ方のことです。このレポートには、石の上下それぞれに欄が一つずつあります。宝石業界では、クラウンがブリリアント、パビリオンがステップという組み合わせをミックスカットと呼びます。GIAは「Modified」の定義を公開していませんので、レポートに印刷された語をそのまま記し、言い換えはしていません。
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処理の記載はありません。確かめるべきは種と変種です。本品について記録されているのは、レポートに処理の記載がない、ということです。処理は施されていないというのは当店の見立てで、レポートの記載ではありません。日本国内では、AGL(一般社団法人宝石鑑別団体協議会)が、開示の必要な材料について標準コメント文を公開していますが、ガーネットはその対象に入っていません。これは日本国内の鑑別機関に適用される取り決めです。米国のAGTAが発行する Gemstone Information Manual は、ツァボライトをコード N として収録しており、その定義は "Natural: No modification (or currently has no known modification process)" です。これは米国の業界団体の取り決めで、変種についてのものです。本品についての所見ではありません。そのうえで確かめる値打ちがあるのは、何であるかのほうです。緑色のガーネットはグロッシュラー以外の種にもあります。種の欄にグロッシュラー・ガーネットと記録されていれば、ほかの緑色ガーネットの種は除かれます。そしてツァボライトであることは、レポートの変種の欄にそのように印刷されていることで分かります。なお、日本の宝石業界ではこの色のガーネットをまとめて「グリーンガーネット」と呼ぶこともありますが、この呼び名はグロッシュラー以外の緑色ガーネットも含む、より広い言葉です。JJA/AGLの命名法では、この材料の宝石名は「グリーン・グロッシュラー・ガーネット」、その別名が「ツァボライト」とされています。これも日本国内の鑑別機関に適用される取り決めです。
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石留めについて。レポートに記載されたモース硬度7~7.5は、傷のつきにくさの尺度で、衝撃の受け方については何も述べていません。それは靭性という別の性質で、同じレポートに良好(Good)と記載されています。GIAは靭性の等級表を公開していません。またGIAは、ガーネットに極端な衝撃を与えたり乱雑に着用したりすることを避けるよう記しています。日常的にお使いになる予定でしたら、ガードルの縁を覆う覆輪留めなど、縁を守る留め方を石留めの職人とご相談ください。これは当店のおすすめで、レポートに書かれていることではありません。GIAはガーネットの石留めについて指針を公開していません。
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レポートと石を照らし合わせる。ルースをお決めになる前に、レポートに記載された重量と寸法を、お手元の石と照らし合わせてお確かめください。
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この石の動画のご依頼。お決めになる前に、別の明かりのもとや別の角度からご覧になりたい場合は、お問い合わせください。この石そのものを撮影した動画を、ご依頼に応じてお送りします。
この宝石についてさらに詳しく
商品仕様
| 商品番号 |
CG8465 |
| 重量(GIAレポート記載) |
1.86ct |
| 種(Species・GIAレポート記載) |
グロッシュラー・ガーネット |
| 変種(Variety・GIAレポート記載) |
ツァボライト |
| 形状(Shape・GIAレポート記載) |
クッション(Cushion) |
| カットスタイル(Cutting Style・GIAレポート記載) |
クラウンはモディファイド・ブリリアントカット(Modified Brilliant Cut)、パビリオンはステップカット(Step Cut)。宝石業界では、クラウンがブリリアント、パビリオンがステップという組み合わせをミックスカットと呼びます。GIAは「Modified」の定義を公開していませんので、レポートに印刷された語をそのまま記し、言い換えはしていません。 |
| 寸法(GIAレポート記載) |
8.10×5.83×4.49mm |
| 色(Color・GIAレポート記載) |
英語で「Yellowish Green」と記載されています。GIAのカラーストーンレポートはカラーグレードを付与しません。 |
| 処理(GIAレポートの記載) |
記載はありません。処理は施されていないというのは当店の見立てで、レポートの記載ではありません。 |
| 産地(当店の仕入れ記録・GIAの鑑別ではありません) |
ケニア。GIAはグロッシュラー・ガーネットの地理的産地を鑑別しません。 |
| クラリティ(当店による観察・GIAのグレードではありません) |
10倍ルーペで小さな内包物が確認できます。これは当店の観察です。GIAのカラーストーンレポートはクラリティグレードを付与しません。 |
| 透明度(Transparency・GIAレポート記載) |
トランスペアレント(Transparent) |
| モース硬度(GIAレポート記載・傷のつきにくさの尺度) |
7~7.5 |
| 靭性(GIAレポート記載) |
良好(Good)。GIAは靭性の等級表を公開していません。 |
| 誕生石(GIAレポート記載・ガーネット・グループに与えられたものです) |
1月 |
| 鑑別機関レポート |
GIA(米国宝石学会)レポート #1242032119、2026年8月20日(アイデンティフィケーション・レポート) |
この1.86ctのツァボライト(形状はクッション)について
GIAレポートが定めているのは、この石が何であるかと、その計測値です。グロッシュラー・ガーネット、変種ツァボライト、1.86カラット、8.10×5.83×4.49mm、形状はクッション、色の欄は英語で「Yellowish Green」、トランスペアレント、クラウンはモディファイド・ブリリアントカット(Modified Brilliant Cut)、パビリオンはステップカット(Step Cut)、モース硬度7~7.5、靭性は良好(Good)、誕生石は1月。レポートが定めているのは、以上です。
レポートに書かれていないことは、このページでは当店のものとして書き分けています。色の欄は英語で「Yellowish Green」と記載されていますが、GIAのカラーストーンレポートにカラーグレードはありませんので、この欄は記述であって等級ではありません。当店の側から色を評価する語は足していません。クラリティの行は当店のものです。10倍ルーペで小さな内包物が確認できます。これは当店の観察です。処理は施されていないというのは当店の見立てで、レポートの記載ではありません。レポートに処理の記載がない、ということと、当店がそう見ている、ということは別の話です。このページのケニアも、当店の仕入れ記録であって、GIAの鑑別結果ではありません。
本品の要点
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GIAレポート #1242032119
2026年8月20日付。種、変種、重量、寸法、形状、二つのカットスタイル、色、透明度を記録しています。
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処理の記載はありません
GIAはカラーストーン・アイデンティフィケーション・レポートを、材料を同定して記述し、検出可能な処理を列挙する書類と説明しています。本品のレポートにその記載はありません。日本国内では、AGL(一般社団法人宝石鑑別団体協議会)が、開示の必要な材料について標準コメント文を公開していますが、ガーネットはその対象に入っていません。これは日本国内の鑑別機関に適用される取り決めです。米国のAGTAが発行する Gemstone Information Manual は、ツァボライトをコード N として収録しており、その定義は "Natural: No modification (or currently has no known modification process)" です。これは米国の業界団体の取り決めで、変種についてのものです。本品についての所見ではありません。処理は施されていないというのは当店の見立てで、レポートの記載ではありません。
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1.86カラット、8.10×5.83×4.49mm
レポートに記載された重量と寸法です。
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形状はクッション、クラウンはモディファイド・ブリリアントカット(Modified Brilliant Cut)、パビリオンはステップカット(Step Cut)
レポートの形状の欄と、二つのカットスタイルの欄の記載です。宝石業界では、クラウンがブリリアント、パビリオンがステップという組み合わせをミックスカットと呼びます。GIAは「Modified」の定義を公開していませんので、レポートに印刷された語をそのまま記し、言い換えはしていません。
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色の欄は英語で「Yellowish Green」、透明度はトランスペアレント
いずれもレポートの記載です。GIAのカラーストーンレポートはカラーグレードを付与しません。
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モース硬度7~7.5、靭性は良好(Good)
レポートの特性欄の記載です。モース硬度は傷のつきにくさの尺度です。欠けや割れの起こりにくさを左右するのは、靭性という別の性質です。GIAは靭性の等級表を公開していません。レポートの記載をそのまま記します。
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1月の誕生石
レポートの特性欄には、この石について Birthstone: January と印刷されています。日本の誕生石(全国宝石卸商協同組合、2021年改訂)でも、1月はガーネットです。誕生石はガーネット・グループに与えられたもので、変種についての所見ではありません。
主な項目
- GIAレポート記載の重量は1.86カラットです。
- GIAレポート記載の種はグロッシュラー・ガーネットです。
- GIAレポート記載の変種はツァボライトです。
- GIAレポート記載の寸法は8.10×5.83×4.49mmです。
- GIAレポート記載の形状はクッションです。
- GIAレポート記載のカットスタイルは、クラウンがモディファイド・ブリリアントカット、パビリオンがステップカットです。GIAは「Modified」の定義を公開していません。
- GIAレポート記載の色の欄は、英語で「Yellowish Green」です。透明度はトランスペアレント(Transparent)です。GIAのカラーストーンレポートはカラーグレードを付与しません。
- GIAレポート記載のモース硬度は7~7.5、靭性は良好(Good)です。モース硬度は傷のつきにくさの尺度です。GIAは靭性の等級表を公開していません。
- GIAレポートの特性欄には誕生石として1月が印刷されています。
- GIAレポートに処理の記載はありません。処理は施されていないというのは当店の見立てで、レポートの記載ではありません。
- 当店の仕入れ記録による産地はケニアです。GIAの鑑別によるものではありません。
- 当店の観察として、10倍ルーペで小さな内包物が確認できます。GIAのカラーストーンレポートはクラリティグレードを付与しません。
- 鑑別機関レポートはGIA(米国宝石学会)レポート #1242032119 です。
本品について
本品は天然の石です。処理は施されていないというのは当店の見立てで、レポートの記載ではありません。お売りしたあとに、同じものをご用意することはできません。
ツァボライトのお手入れ
GIAは日本語のサイトでガーネットのお手入れの指針を公開しています。ぬるい石鹸水での洗浄は常に安全、超音波洗浄機は条件付きで通常は安全、スチームクリーナーは勧めない、としています。またGIAは、ガーネットに極端な衝撃を与えたり乱雑に着用したりすることを避けるよう記しています。
当店は一点だけGIAより厳しくしています。当店は本品を超音波洗浄機には入れません。これは当店の考え方で、レポートに書かれた注意ではありません。
- ぬるま湯と中性洗剤、柔らかいブラシで洗ってください。
- 本品を超音波洗浄機には入れないでください。これは当店の考え方で、GIAの指針ではありません。
- スチームクリーナーはお使いにならないでください。GIAはガーネットにスチームクリーナーを勧めていません。
- 激しい運動の前にはお外しください。GIAは、ガーネットに極端な衝撃を与えたり乱雑に着用したりすることを避けるよう記しています。
- より硬い宝石とは分けて保管してください。モース硬度は傷のつきにくさの尺度です。本品は7~7.5で、モース硬度9のコランダムに比べると、傷や摩耗はつきやすくなります。
- ガーネットに劈開はありません(Perkins ほか、Mineralogy)。GIAはガーネットの劈開について公表していないため、これは鉱物学の文献に拠るもので、GIAに帰すものではありません。
GIAレポートが記録していることと、当店が見ていることは、このページでは分けて書いています。
この1.86ctのツァボライト(形状はクッション)の用途
- リングやペンダント、イヤリングの中心石として
- 取り巻きデザインのリングの中心石として
- オーダーメイドのお誂えに
- GIAレポートの付いた天然ツァボライトを集めている方のコレクションに
これは当店が考える用途で、レポートに書かれていることではありません。
同梱するもの
- GIAレポート(レポート #1242032119)
- ジェムスリーブに納めてお届けします
商品番号 CG8465 / GIAレポート番号 1242032119